最近お客様からのお問い合わせでエアーが漏れて止まらない症状が報告されております。押しボタンを押していないのに、エアーが出続ける不具合です。
原因は2種類あって、押しボタンのバリによってボタンが戻らない場合と、エアーバルブ内のOリングが外れて、僅かにエアーが出てしまう場合があります。
前者の場合は指で押しボタンを上に引っ張るとエアーが止まり、また押すとエアーが止まらなくなります。バリを削ると症状は改善しますが、この場合は保証の対象となりますので、エアブラシワークスサポートチームにお問い合わせ下さい。
今回の記事は後者のエアーバルブ内のOリングの外れについてです。
お問い合わせを頂くお客様の共通点は据え置きの大型コンプレッサーを使用している点です。
エアブラシAWシリーズの最大使用圧力は0.4Mpaとなっております。エアブラシ用のコンプレッサーでは問題ありませんが、据え置きの大型コンプレッサーの通常圧力は1Mpaと高圧です。減圧せずに使用するとエアーバルブ内のOリングが外れてしまう不具合が報告されております。
最大使用圧力以上の圧力で使用した場合の破損は保証の対象外となります。通常のエアブラシ用のコンプレッサーで同じ症状になってしまった場合は保証の対象とさせて頂きます。
この記事では保証の対象外となってしまった方がエアーバルブのOリングが外れてしまった場合の修理方法を解説します。
エアーバルブの修理方法
まずエアーバルブ単体を外し、エアーバルブが原因かを確認します。
エアーホースに繋ぎます。エアーが漏れていたら、エアーバルブ内のOリングが外れています。
エアーバルブ裏面のネジを外します。メンテナンスキットのエアーバルブドライバーを使用しますが、持っていない場合ピンセットでも代用出来ます。
エアーバルブ内のパーツと外れたOリングを取り出します。
Oリングを取り付けます。
スプリングをセットして画像の向きで挿入します。
裏面のネジを取り付けます。奥まで締める必要は無く、画像の様に突起が1〜2mm程出ればOKです。
高圧で使用していた方はしっかりと減圧してからエアー漏れを再度確認して下さい。
使用最大圧力内で使用していたのにエアーが漏れてしまう場合はエアブラシワークスサポートチームにお問い合わせ下さい。90日以内であれば保証の対象となります。